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天草諸島 X 隠岐諸島--島のひとに会いに行ってみよう!

自己紹介:熊本県天草(あまくさ)出身の赤木 京子です。私は天草高校を卒業して、進学のために東京へいきました。そのまま東京で就職をして、海外へは13ヵ国、2年半ほどヨーロッパを中心にひとりで旅していました。独学ですが、日常英語を話します。現在は、東京で介護福祉士の仕事をしています。

天草市では、天草市以外に住むひとが天草を応援するための天草市ふるさと住民という登録制度を設けています。私は天草市ふるさと住民の広報部の一員で、東京にいながらも愛する天草を応援するために、PRのお手伝いをさせていただいています。

天草市ふるさと住民の登録についてはこちらです↓


天草諸島と隠岐諸島の繋がり

天草宝島観光協会(熊本県天草市)、天草四郎観光協会(熊本県上天草市)、隠岐ジオパーク推進機構(島根県隠岐諸島)は「島の宝観光連盟」に参加されています。

今回は繋がりのある、天草諸島と隠岐諸島の「ひと」「自然」をテーマに島の魅力をお伝えいたします。また、隠岐ユネスコ世界ジオパークについて、一般社団法人 隠岐ジオパーク推進機構の野邉一寛 事務局長にお話しを伺いましたので、ご紹介いたします。
島に興味を持っていただき、足を運んでくださる、キッカケになったら嬉しいです!

トップの写真は右から、(一社)隠岐ジオパーク推進機構の野邉一寛 事務局長、私、角橋隼人 事務局次長です。

島の宝観光連盟についてはこちらです↓
一番下には2022年に行われたオンラインイベントのアーカイブ動画があります。ぜひ、ご覧ください!

天草の優しい人たち

天草・御所浦(あまくさ・ごしょうら)の方々です。
この記事の土台である、天草ふるさと住民noteで御所浦について書いた後、再び会いに行きました!

左から職員の森さん、ピンクがお似合いの小晴さん、御所浦未来島(株)の橋本美和 代表、私です。
御所浦アイランドツーリズム推進協議会 事務局長の三宅 啓雅さんです。
三宅さんは、離島振興に功労があったとして2023年に国土交通大臣表彰を受賞されています。
昨年の取材では、伝馬船(テンマセン)の漕ぎ方を教えていただき、ご親切に島内も案内して下さいました!
三宅さんの奥様です。
私は東京で介護福祉士をしていますが、天草の福祉についても知りたく、奥様より天草の福祉・介護の現状を教えていただきました。
美味しいコーヒーもいただき、実家に帰った感じでした!

天草で人気のバラエティ番組である、天草ケーブルテレビの「爆旅道中記」の撮影に遭遇して、記念写真を撮りました!

左から吉永製パン所の右山秀幸 代表、私、御所浦観光物産館しおさい館の橋本美和 代表、職員の森さん、天草酒造の平下豊 代表です。

それぞれの代表がイベントを行っていて、天草の若手はがんばっています

赤い服の右山代表は、熊本県牛深市、鹿児島県長島町を結ぶイベント、キビルフェス(キビル=結ぶ)を行われています。
ぜひ、次回の開催日は「キビルフェス」で検索してみてください!
右山代表とは高校の同級生で約26年振りの再会でした。

吉永製パン所のページはこちらです↓
昔なつかしい、優しい味わいで、天草の道の駅・かかしの里でも購入できます。

黄色い服の平下代表は、地元の人とふれあうイベント『新和 de KANPAI』を行われています。屋台がでたり、ふるまい酒があったり、漁船でマグロウォッチングしたり、餅投げがあったりと、とても楽しいイベントです。
平下代表とはこのイベントで知り合うことが出来ました。
ぜひ、次回の開催日は『新和 de KANPAI』で検索してみてください!

天草で唯一の蔵元、天草酒造のページはこちらです↓
純粋に美味しい焼酎、「池の露」もお勧めです!

右山代表は牛深(うしぶか)へ、平下代表は新和(しんわ)へ戻られる、お別れの光景です。
ずっと手を振ってくださいました!
御所浦は離島のため、船での来島になり、離島ならではの光景でしょうか。
お互いに見えなくなるまで手を振られていました。

御所浦とのご縁は、御所浦観光物産館しおさい館を運営する御所浦未来島(株)の橋本美和 代表に御所浦をPRする記事を書きたいと電話したことがキッカケです。
御所浦の方々は優しい方ばかりで、出会いに感謝しています。

天草・御所浦の烏峠(からすとおげ)からの眺めです。
青い海、緑の山から自然豊かな大地の恵みを感じます。

橋本代表にご協力いただいた記事はこちらです↓
ぜひ、御所浦を少しでも知っていただけたらと思います!

御所浦未来島(株)についてはこちらです↓
御所浦の観光情報がゲットできます!

2024年3月20日に天草市立「御所浦恐竜の島博物館」がOPENしました。
博物館になる前の"白亜紀(はくあき)資料館"で学芸員さんにお話を伺い、化石のお話しや恐竜の足跡の写真を記事に掲載しました。
ぜひ、御所浦へ足を運んでいただけるキッカケになったらと思います↓

天草の優しいお母さん

昨年、天草ふるさと住民noteでインタビューさせていただいた「食の天草にじ」の本田晴美 代表に再び会いに行きました!

「食の天草にじ」の本田晴美 代表(右)私(左)
本田代表は「地元でがんばっています」と話され、涙がでました。
アポなしで直販ショップ「コニコニ」を訪れましたが、再会できてホントに嬉しかったです!
泣いたけど、最後は笑顔で!
天草の実家にある、原付バイクで会いに行きました。

本田代表との出会いは、「食の天草にじ」さんの商品をお取り寄せしたことがキッカケです。天草産品の晩柑やデコポンなどをジュース、ゼリー、調味料に加工されていて、とても美味しかったので「取材させてください!」と本田代表にメールしたところ、快諾してくださいました。

再会の時は、「天草・有明の過疎化、高齢化、少子化、経済の事を心配しています。どのような状況ですか。」と伺うと、本田代表は「厳しい状況だけれど、がんばっています。」と力強く話してくださいました。

前向きで明るくて、優しい、本田代表。これからも応援しています!


ご協力いただいた記事はこちらです↓
本田代表の思いが伝わったら嬉しいです!

食の天草にじのホームページです↓
ネットショップからお取り寄せできます!

天草の明るい女将さん

以前に宿泊した事のある、ホテル河丁(かわちょう)の女将さんに再び会いに行きました!

純子女将さん(左)私(右)
天草では珍しく雪が降っていて、二人ではしゃぎました!
女将さん(左)月子若女将さん(右)
写真は女将さんの息子の裕一郎さんが撮影してくださり、お三方にご協力いただきました!

ホテル河丁との出会いは、2年前の当時、私は天草に実家がなかったので河丁に宿泊した事がキッカケです。私の母と女将さんは昔からの友達でもあり、泊まってみたいなと思っていました。東京から天草に着いた当日、初めて会ったにも関わらず、女将さんが食事に誘って下さり、明るく迎えてくださいました。
若女将さんもスタッフの方々も親切で「天草のひとっていいな~」と感じました!


ホテル河丁のページはこちらです↓
お食事処には海の見えるカウンターがあります。カウンター越しに女将さんと美味しい食事とお酒を楽しまれては如何でしょうか!

大切な人との出会い

天草に20年間以上住んでいるカナダ出身のご夫婦、リックさんとリアンさんに出会い、パラグライダーで天草・倉岳(クラタケ)からジャンプすることができました!(注:パラグライダー体験の営業はされていません。)

リックさん(右)私(左)
ご夫婦で飛べるか、風の流れを確認されていました。
高い所は苦手なのですが、お二人がいるから安心して飛べました!
天草・倉岳から初のパラグライダーでリックさんと飛んで、リアンさんが撮影してくださいました。
天草の美しい景色が伝わったら嬉しいです!

リックさん、リアンさんとは、初めてお会いしたにも関わらず、命の危険もあるパラグライダーで天草の空を飛ばせていただきました。お二人は私にとって、かけがえのない天草のひとになりました。

空の天候が悪かったら、お二人に会えませんでした。でも東京に戻る前日にいい風が吹いて飛ぶことができたことは、ご縁と天草のもたらす奇跡と感じました。


お二人にもご協力いただいた記事です↓
少しでも天草の事を知っていただけたらと思います!

隠岐の優しい人たちとの出会い

東京の日本橋にある「離島百貨店(離島キッチン)」で「島の宝観光連盟X地球の歩き方 島の宝を探しに行こう!」のイベントがありました。そのイベントで隠岐の島町の池田高世偉 町長、(一社)隠岐ジオパーク推進機構の角橋隼人 事務局次長、河本直起さんと出会いました。
そして、隠岐で再会できました!

池田高世偉 町長(右)私(左)
隠岐の島町役場にて。

池田町長は、島の宝観光連盟の会長、(一社)隠岐ジオパーク推進機構の理事長もされています。
イベントでは、池田町長みずからテーブルに用意されたお食事のバイ貝のご説明をしていただいたり、お酒をついでくださったり、写真撮影にも快く応じてくださいました。とっても優しい池田町長と感じて、隠岐を訪れてみたくなりました。

東京日本橋の離島百貨店でのイベントで池田町長は記念写真に応じて下さいました!

また、角橋事務局次長、河本さんも隠岐は4島あることなど丁寧に説明してくださり、隠岐ユネスコ世界ジオパークについても教えていただきました。隠岐の魅力に惹かれて、ますます隠岐に行きたくなりました。

イベントが終わり、隠岐への交通手段や島での過ごし方を隠岐ジオパーク推進機構の窓口の方々に何度も問い合わせをしましたが、どなたも親切で丁寧にご対応くださいました。電話では「来島して隠岐を楽しんでください!」と仰ってくださり、更に隠岐に行くことが楽しみになりました。

そして、イベントのあった3日後に飛行機、船、ホテルを予約して、約1か月後に隠岐諸島へたどり着きました。


隠岐の情報はこちらでゲットできます↓
サイトの右上にある「デジタルパンフレット」には詳しい情報が載っています!

西ノ島・知夫里島でのご縁

東淳さん(左)私(真ん中)「民宿なかはま」の中濱幸子 代表(右)

東さんとの出会いは、西ノ島(ニシノシマ)から知夫里島(チブリジマ)へ行くフェリーに乗る際に、原付バイクで並んでいたら「どこから来たの?」と声を掛けられたことから始まります。「東京から来ました」と答えると「じゃ、おっちゃんも知夫里島に行くから案内してあげる」と一緒にフェリーに乗って、隠岐のことを色々と教えて下さいました。
東さんは5年前に西ノ島にUターンされ、ボランティアで観光案内をされています。

知夫里島に着いてからは、「民宿なかはま」の中濱幸子 代表をご紹介くださり、美味しいオーガニックのコーヒーまでいただきました。中濱代表は、たまに東京に来られるとの事で「東京で会いましょう!」と初めて会ったにも関わらず、楽しい時間を過ごさせていただきました。
今年の7月は東京で「離島百貨店」のイベントに出店されるそうです。

そして偶然にも、東さんと私が次に宿泊する「ゲストハウス 旬の宿 川秀」のオーナーの早川秀敏さんとは15年以上前に上司と部下の関係だったそうです。あまりにも偶然な繋がりにびっくりしました!
のちに、早川オーナーに伝えると、懐かしそうに東さんの事を話され、嬉しそうでした!
隠岐では人と人との繋がりがあって、ありがたい「ご縁」を感じました!


「民宿なかはま」のページはこちらです↓
実家に帰ったような、ステキなお家でランチもされています!
ご当地グルメの「ちぶり島 特性コロッケ」はオンラインでお取り寄せできます!

ありがたい出会い

(有)ユーショップさかもとの坂本幸雄 代表(左)
ゲストハウス 旬の宿 川秀の早川秀敏 オーナー(右)

初めてお会いしたにも関わらず、お二人は優しく、笑顔で受け入れてくださいました。「どのぐらいのお付き合いですか?」と伺うと「70年、産まれた時から」と話され、とってもユニークなお二人で「隠岐に着いたばかりなのに、もう楽しくなっちゃった(笑)」と旅の初日からワクワク感でいっぱいでした!

お料理がとっても上手な早川オーナーとご自宅にて。
おじいちゃん思いのかわいいお孫さんが写真を撮ってくれました!

先にも記載しましたが、西ノ島で出会った東さんは、早川オーナーが福祉施設の施設長をしていた時の部下だったそうです。東さんは懐かしそうに早川オーナーの話されていた事をお伝えすると「えっ、東淳さん?」とびっくりされていました。東さんの写真をご覧になり「15年くらい会ってないな~」と懐かしそうに、嬉しそうに話されていました。私も繋がりができてホントに嬉しかったです!

「ゲストハウス 旬の宿 川秀」は、早川オーナーの家の隣にある一軒家です。とてもキレイお家でおしゃれなインテリアです!

私が宿泊した際は、地元の食材を使った優しい味の手料理とテーブルの横にある炭火でお魚やお肉を焼いていただき、最高に美味しかったです!


ゲストハウス 旬の宿 川秀の情報はこちらです↓
川沿いにあり、川の音に癒されるお家です!

ちなみに私の着ているTシャツは力道山さんをデザインしたもので、天草にあるプロレス殿堂館のクラウドファンディングでいただきました。

天草プロレス殿堂館についてのレポートはこちらです↓
プロレス好きの社長の執筆を掲載しています!

とっても優しい坂本社長です(右)
東京に帰る当日にトラックで島内を案内してくださいました!

坂本社長は、船やバイクのエンジン音、エンジンがついた物、修理をするのが好きで「大きくなったら車の整備屋になる」って小学校の頃から思っていたそうです。

そして車屋さんで働いて、その後は、重機関係の仕事をされたそうです。独学で重機の溶接を覚えたり、重機のエンジンをばらばらにしたり働かれていました。
現在は、お父様の自転車・オートバイ屋の後を継いで、併せて船、ボート、クルーザー、船外機の販売をされています。更には、携帯電話のAUショップを運営されています。(注:バイクのレンタルサービスはされていません。)

また、小学校のお手伝いで子供たちと川探検をして、川の水質や生き物を調べたり、コーディネーターをされています。
「子供たちと楽しいよ!」と笑顔で話して下さいました。

坂本社長に隠岐の町役場を訪問した時のことをお話しました。
池田町長、商工観光課の鳥井登 課長より「坂本社長は隠岐水産高校の大きい船や遊覧船の点検をされ、お客様を大事にして下さっている。売ったら売ったじゃなくて、買ってくれたお客様のところを周って点検され、購入後のフォローをちゃんとしてくれる。そこが違うんです。だから人気があるんです。」と仰っていたことを話しました。

坂本社長は「売るのは簡単だけど、売る側の責任だから、購入した後の修理をしてあげないと。1年に1回は周ってあげないと。」と話されました。
坂本社長の優しさとプロ意識、人柄のよさを痛感する言葉でした。

子供たちとも楽しい宴でした!

東京に帰る前日、早川オーナーのゲストハウス川秀でお食事会を開いてくださいました。トラの着ぐるみを着ているのは、かなりやパン屋さんの代表です。でっかい松葉ガニを3杯も持ってきて下さり、めっちゃ美味しかったです!早川オーナーとかなりやパンの店主との音楽のセッションもあり、ホントにいい思い出になりました。

皆様、親切にしてくださり、至れり尽くせりで感謝しかありません。
お別れの時は泣いてしまいましたが、また会いに行きます!

隠岐の大自然

隠岐の自然をご紹介いたします。

島後(ドウゴ)にある白島展望台からの眺めです。
地球にいるんだ!と目で感じて、対馬暖流の風も体で感じました。
対馬暖流のお陰であじさいが12月までキレイに咲きます。
隠岐の島町には沢山の田んぼがあり、のどかな田園風景が続きます。
原付バイクをお借りして隠岐4島を周りました!
島後にある壇鏡(ダンギョウ)の滝です。
鳥のさえずりが心地よく、大地の恵みからパワーを貰えましした!
島前(ドウゼン)西ノ島の魔天壁(マテンガイ)から下る道のりです。
めっちゃ高い所まで登って「恐いよ~、左は見ない、左は見ない」とつぶやきながら旅していました。
中ノ島・海士町(ナカノシマ・アマチョウ)にある明屋海岸(アケヤカイガン)です。
奇岩の海面から上にある小さなハート形がみえますか?
西ノ島にある通天橋(ツウテンキョウ)です。
自然が作り出した奇岩です。
知夫里島・知夫村(チブリジマ・チブムラ)にある火山で出来た赤壁(セキヘキ)です。
恐くて、ここまで進むのが限界でした。そして誰もいなかった…
上の方は霧がかかっています。
知夫里島の赤壁では誰もいなかったので、牛さんに話しかけていました。
隠岐の牛さんは大人しくて、人の言っている事が分かるのか「写真撮りますよ~」と言うと静止して撮影に協力してくれました!
赤ちゃんがお母さんのお乳を飲んでる様子です。

知夫里島の赤ハゲ山に行く途中、私を見た牛さんが体を縦向きから横向きに変えて道をふさいじゃいました。 「通してくださーい」とお声がけすると、数分してから通してくれました。わざと道をふさぐ事もあるそうです(笑)

山頂は霧で前が見えずらく、登りも下りも恐かったです。そして、誰もいないから牛さんに「こんにちは~」と話しかけてバイクで周りました。
牛さんの落とし物が道路に沢山あって、知夫里島を出る際は、バイクの洗車が大変でした(汗)洗車には西ノ島で知り合った東さんが手伝ってくださいました。

西ノ島にある絶壁の摩天崖(マテンガイ)です。
高い所が苦手の私は恐かったのですが、日本海を一望でき、地球レベル!と感動しました。
西ノ島の赤尾展望所です。
牛さんに声をかけたら、振り向いてくれました!
西ノ島の赤尾展望所で放牧されている馬さんです。
こんな近くで馬さんを見れるとは、びっくりしました!
目の前は大海原です。
島後(ドウゴ)にあるめずらしい形をした樹齢600年のかぶら杉です。
当然だけれど、自分も生きているって感じがしました!

隠岐はユネスコに認定された世界ジオパーク

隠岐4島の概要や隠岐ユネスコ世界ジオパークについて学ぶことができる展示施設「隠岐自然館」にて(一社) 隠岐ジオパーク推進機構の野邉一寛 事務局長より、貴重なお話しを伺うことが出来ましたのでご紹介いたします!

隠岐ユネスコ世界ジオパークとは
隠岐ユネスコ世界ジオパークは、地球のプレート活動や火山活動などによって造られた「大地の成り立ち」、その大地の上に育まれた「独自の生態系」、私たちの歴史や文化といった「人の営み」をひとつの物語として知ることができる地域です。

隠岐ジオパーク推進機構のHPより引用
(一社)隠岐ジオパーク推進機構の野邉一寛 事務局長と隠岐自然館にて。

隠岐が面白いのは、隠岐を通して日本海がいつ頃できたか、日本はどうやってできたか、地球規模の環境の変化や地球内部が分かって行くことなんです。

更には、北海道と沖縄の植物がなぜ一緒にあるのか、なぜ天皇が流されたのかという事と、隠岐の歴史を知ることによって、日本の歴史の始まりも隠岐で全て分るんですよ。小さな島だけれど、色んなものがぎゅっと閉じ込められている。それが隠岐のホントの面白さなんです。

そして、隠岐を通して、日本海の話に繋がったり、地球規模の環境の変化にも繋がっていきます。「その繋がりは、なぜか?」と紐解けるような解説をして行いくこと、日本、世界、地球を知ってもらうことが我々の使命なんです。


隠岐ジオパーク推進機構のページはこちらです↓
「大地の成り立ち」「独自の生態系」「人の営み」の繋がりを知ることができます。ぜひ、ご覧ください!

神社がひとつの交流の手段

島根県隠岐郡海士町にある隠岐神社です。
隠岐へ配流された後鳥羽天皇が祀られています。

--神社を地域資源にしたくて--
島後は車でぐるっと周ると3時間位で周れます。ただ島を周るだけではなくて、各集落にはおもしろい所があるので、観光客に寄り道してもらう為に、10数年前から島前・島後の神社を周って「神社マップ」を作りました。

隠岐に来た外国人の方、日本人の方は、地域の人と話したいと言われます。それは、地域の人がどんな生活をして、何を食べて、どうゆう風習があって、やはり地域の人の事を知りたいと話されます。
そうすると神社に行ってもらった方がいいんです。

隠岐の各集落には必ず神社があります。神社マップを持っていると、隠岐の人は観光客と分かって声をかけるので、交流が生まれます。

--神社がひとつの交流の手段となるのです。

玉若酢命神社の樹齢2000年の杉です。
自分も生きてるんだ!と感じるパワースポットです。

島前・島後の「神社マップ」はこちらからご覧いただけます↓
最近は御朱印を集めたりされる観光客も多く、神社マップは人気があるそうです!

将来、隠岐に帰って来たい

野邉一寛 事務局長(右)、私(真ん中)、角橋隼人 事務局次長(左)
楽しい記念撮影でした!

僕は、中学校まで隠岐にいて、国立松江工業高等専門学校に進学し、ゼネコンで11年間、そのうち9年間は沖縄にいたんだけど、必ず出身どこですかって聞かれてた。地図を書いて「島根県はここです」「隠岐はここです」って説明するんだけど、「場所は分かったけど、隠岐ってどうゆう所」と聞かれると説明に10秒かからなかった。
赤木(私)「説明ができなかったのですね…」
それが、今は一晩中、説明ができるようになった。

その当時は、田舎、離島、隠岐がどうゆう島か分からない、その中で劣等感を持っていた。隠岐に帰って来たらすごく面白い島なんだけれど、学校で隠岐について習わなかった。僕ら小さい頃は、早く大人になって、早く島を出て、島を出たら2度と帰って来るかと思ってた。でも、今の中学生の6割以上が将来は、隠岐に帰って来たいと言っている。

「それは、隠岐がユネスコジオパークだから」

僕が隠岐ユネスコ世界ジオパークの認定を目指したのは、”島を出た子供たちが将来は、隠岐に帰って来たいと思ってくれる”
--それをやりたかったから。

そして「隠岐の子供たちに隠岐へ誇りと愛情を持って欲しい」そこが一番です。

西ノ島にある赤尾展望所からの眺めです。
隠岐こそ、世界ジオパークと感じました!

次に目指す僕らの仕事

--観光という手法を使って、働ける場所を作って行くことが我々の次の仕事です。

我々の組織、隠岐ジオパーク推進機構は、僕がやっていた「隠岐ジオパーク推進協議会」と角橋事務局次長が事務局長をしていた「隠岐観光協会」が昨年4月に合併して、(一社)隠岐ジオパーク推進機構になりました。
どちらも島根県を含めて隠岐4島を広域的に行う組織で、それが合併したんです。

ここに観光という名前を付けてないでしょ。今からの観光は「資源の消費」がからむんですよ。「持続可能な観光地域づくり」と言った時に、そこに「環境保全」がないといけない。環境保全をするためには「教育」が必要です。これは地元の人の教育もそうだし、隠岐へ来た人に隠岐の価値を知ってもらうことでもあります。

「観光」と「環境保全」と「教育」の3つの領域をやっていく中で、観光は観光協会が行ってきて、環境保全と教育はジオパーク推進協議会が行ってきました。この3つを1つとしていく中で、これから隠岐が生き残っていく為には、環境保全や教育をベースとした観光地域づくりをしないと、持続可能な観光地域づくりにはならないんです。

ということで、"隠岐ユネスコ世界ジオパーク"というブランドを使いながら環境保全を意識した観光地域づくりをやっていく為に、これから隠岐が本当に生き残っていく為に、敢えて、隠岐ジオパーク推進機構にしました。

--それは、観光地域づくりをやって行くという決意の表れなんです。

日本にあるジオパークの運営組織は、一般社団法人を取る為にみんな法人化になります。当機構もジオパーク推進協議会と観光協会が合併して法人化にしているのですが、観光協会の方が古くからあるので、一般的には、観光協会に吸収されて行くんです。

--隠岐は逆を行ったということです。

筆者より:野邉 事務局長の本当に隠岐を想う気持ち、強いこころざし、優しさが伝わり、感動する貴重な時間でした。目次の「将来、隠岐に帰って来たい」では、"どんな想いで世界ジオパークの認定を目指されて来られたのか"と考えると涙がでます。

そして「子供たちが隠岐のことを知って、隠岐を通して世界、地球を知ってもらいたい。隠岐で隠岐を知るのではなくて、隠岐を通して物の見方や考え方とか、日本列島の楽しさを知って欲しい。」との言葉が心に刺さりました。

隠岐の島町にある樹齢800年の乳房杉(チチスギ)です。
マイナスイオンたっぷりで、「山に精霊がいる!」と感じて清らかな気持ちになりました。

「ひと」「自然」とふれあいに天草・隠岐へ

今回も皆様のご協力でひとりでは成し得ない記事ができました。
沢山の優しい方々と出会い、ひとに支えられて生きてるんだと感謝の気持でちいっぱいです。そして、ひとりでも多くの方に天草・隠岐の魅力が伝わったら嬉しいです。

ぜひ、かけがえのないひとを見つけに、大自然からパワーをもらいに、天草諸島・隠岐諸島へ足を運んでみては如何でしょうか。


追記:2024年3月21日に【隠岐島会議 in TOKYO〜日本の離島が目指す観光の未来〜】のイベントが東京コンベンションホールにて行われました。

有識者と隠岐諸島の方々です。

イベントでは「離島における観光を通じた日本の観光の可能性」「隠岐ユネスコ世界ジオパークをベースにした観光の可能性」についてなど、大変勉強になりました。また、隠岐の方のスピーチでは、隠岐を想う気持ちが伝わり、感動して何度も涙がでそうになりましたが、ほっこり笑顔になる事もあり、楽しいイベントでした。

そして、イベントを主催された(一社)隠岐ジオパーク推進機構の理事長である、隠岐の島町の池田高世偉 町長、野邉一寛 事務局長、角橋隼人 事務局次長と再会できて、とても嬉しかったです。

私ながら、少しでも多くの方に隠岐諸島へ興味を持っていただき「島の人とふれあって欲しい」と改めて思うイベントでした。

優しくて、行動力のある、池田高世偉 町長に記念撮影をお願いしました。
隠岐誉はシンプルに美味しい日本酒です!

☆ここからは、天草諸島・隠岐諸島の情報ページをお知らせいたします。

天草宝島観光協会のページはこちらです↓
ぜひ、天草の情報をゲットして来島してください!

天草・御所浦の情報はこちらからもゲットできます↓

隠岐観光についてはこちらです↓
私は、サイトの右上にあるデジタルパンフレット1冊で隠岐4島を周りました!

動画ライブラリーはこちらです↓
隠岐の景色が見れます!

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