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牛深のまんなかで「じもと食堂」始めます。CASE天草プロジェクト5

牛深からこんにちは
CASE天草プロジェクトメンバーの可知です。

キビルフェスの時にふるさと住民ライター仲間の木下さんに撮ってもらいました!

これまで、イベント開催やワーキングスペース利用、自習室解放などじっくりと場づくりを進めてきた「牛深BASE」に、食卓囲んでわいわい語れるみんなのダイニングとして「牛深じもと食堂」を新たに始めます!
じもと食堂とはなんぞや?という話を今回はしていきます。

↓牛深BASEについて↓




なぜ食堂を作るのか

CASEでは地域の中に世代を超えた、文化を超えた人と人との関わり合いを作ることを目標としています。
その中で牛深BASEでは「人と人との交流拠点」「よそ者とじもとを繋ぐ関係案内所」を目指しています。

人と人との関わりが増えれば日々の日常はきっと面白くなっていく。
日常が面白くなれば、地域はきっと盛り上がっていく。
ここで、食事は誰にとっても日常である。
食卓囲んでわいわい語れば、どんな人でも仲良くなって、面白いことがドンドン生まれていくはず。
日常と交流の2つの側面を持つ食卓という環境に注目して私たちは「牛深じもと食堂」を作ります。

「食卓の魔法」
初対面の人たちでも、食卓囲めば仲良くなって、


どんな食堂なのか

あかね市での出店(写真右が飲食担当の「ごなさん」)

一汁三菜をリーズナブルに食べられる食堂で、若者からおじいちゃんおばあちゃんまで広く受け入れられやすく健康的な定食を提供します。

牛深じもと食堂の厨房に立つ「ごなさん」

実家東京の居酒屋を出て薬膳な南インドスパイスカレー屋を営業、コロナ禍で茂串に移住し、猫4匹と一緒に暮らしています。
健康的でやさしさ溢れる料理を作るごなさんは一般には知られていない料理の豆知識で、誰もが知ってそうで知らないどこか懐かしく新しいご飯を作ってくれます。
私も何度かごなさんの料理を頂いていますが、家庭的なのにスパイスの効いたエキゾチックで素敵な料理だなと感じています。

個性豊かなごなさんの手料理
南インドスパイスカレーを作る様子


シェアキッチンとしての稼働

基本は牛深じもと食堂の運営ですが、BASEキッチンはシェアキッチンとしても稼働をしていきます。
例えばごなさん本職のスパイスカレー屋さんだったり土日のコーヒー屋さんのカフェ営業だったり、地元の料理好きのおばちゃんたちが集まっておばちゃん食堂などしても面白いかもしれません。
他にも夜間のバー営業や郷土料理を子供に伝える料理教室など、可能性は無限です。
飲食店をやってみたい人たちに低コストで月一回でも週一回でもそれぞれの人のやりたい気持ちに寄り添って色々な人たちが食事を通じて楽しめる施設にしていきます。
(ご興味のある方は可知または牛深BASEのSNSに気軽にお声がけください)




天草市さんと空き家対策の連携協定を結んでやってきたこの事業もそろそろ3年目を迎えます
私可知が入ってからは1年半とすこし。ようやくここまで来れました。全てが手探りで始めたことで進むスピードはお世辞にも早いとは言えなかったですが、ここからがまた、始まりです。

そしてこれを機に、これまでの1年半を振り返って文章を書いてみたので、ここに供養します。

一年半ほど前の夏。牛深に来た。
街のど真ん中に花の松中と薄れた字で残っている大きな一棟と、隣にトタンの増築らしき建物が連結して立っている。
中は天井がアーチ状の倉庫のような大きな広間になっており、増築部分は2階建てでどちらも木造。大体築70年ほどだと言う。沢山の物が放置され、壁は欠けていて、床は抜けていた。
ここが「牛深BASE」となるまでの話。
ある程度物を片づけ解体をして、まっさらな状態になった。
初めて行った催しは写真展。
古く牛深の歴史と共に歩んだこの建物で、何かを新しく作り上げる前に過去に敬意を払うため、写真で牛深の過去を展示した。
ここはお花屋さんの前「美津湯」という銭湯で、地元のおじちゃんおばちゃんは昔入りに来てたという。
「ここが番台で、脱衣所で、男湯、女湯。」
実際に入りに来ていた人が言うとその情景が浮かび上がってくる。所々にその景色が残っているのだ。
今度は牛深の未来の一部をここに作り上げていく。
何をどうやって作ろうか、まずは、よその若者をいっぱい連れてきて、好きにしていいよと言って任せてみた。そしたら、さびれたシャッターに絵を描いて牛深BASEの顔を作ったり、2階をおしゃれな作業場にしてくれた。
街の人とも自然に交流しだして、釣り船を出してもらったり、夕飯にお呼ばれしたり、想像もしていなかった面白いことが起こった。
最終的にはガレージセールと称して、空き家掃除で掘り出したお宝家財を販売したり、コーヒー屋さんに出店してもらったり、子供が遊べるスペースを作って遊んだり、老若男女が混ざって過ごす空間ができていた。
若者たちはそれで帰ったけれど、その若者たちの多くが何度もまた牛深に来てくれている。話題を呼んで、話を聞いた友達が来てくれたこともある。
そんなこんなでちょっとずつ建物を改修工事しながら、時にはイベントを企画して、人を呼んで、じっくりと場づくりを進めてきた牛深BASEにようやく「牛深じもと食堂」が誕生する。
私たちは地域の人々の日常が面白くなっていけば自然と地域が盛り上がっていくと思う。
食事は誰にとっても日常であり、誰かと食卓囲んでご飯を食べることで、仲良くなって、新しく面白いことが生まれていく。
そんな「面白い日常」の種まきをするのが牛深じもと食堂であり、これが始まることで牛深BASEが目指す「人と人の交流拠点」「よそ者とじもとの関係案内所」への大きな一歩となる。
ようやく、始まりである。

2023/03/11


お知らせ

4月5日、8日
11:00〜16:00
「牛深じもと食堂オープン前お茶会」

食堂オープン前に一足早く完成したBASEキッチンを公開!
ごなさんおすすめのお茶とお菓子で今後の食堂とBASE、そして牛深について語らう会を開きます!ぜひお越しください。

4月15日、16日
11:00〜17:00
「牛深ハイヤ祭りでの出店」

今年はハイヤ道中踊りが復活!BASEの目の前が会場になります!ゆっくり座って見るならBASEへ!BASEのキッチンお披露目会と飲食の販売も行います。
また、徳島の藍染め文化と牛深のつながりの歴史、ハイヤ節藍商人伝承の説などの資料を展示する展覧会も行います。

4月中頃(予定)
ついに「牛深じもと食堂」オープン!

もう少しお待ちください!最新情報は牛深BASEインスタグラムに更新していきますのでフォローお願いします!

CASE天草 牛深BASE on Instagram: "⁡ 食卓囲んでわいわい語れるみんなのダイニング ⁡ これまで建物をリノベしながらイベントを開催したり、人を呼んだり、じっくりと場づくりを進めてきた牛深BASEに「牛深じもと食堂」が完成します。 ⁡ 食卓には一緒にご飯を食べる人たちを仲良くさせてしまう魔法がかかっています。「おいも」「わいも」が繋がる食堂ができたら、牛深BASEは「人と人との交流拠点」「よそ者とじもとの関係案内所」としてついに生まれ変わります。 ⁡ 1階2階全てのスペースを活用して「料理クラブ、カラダ動かす体操、得意や好きを教える教室、地域のサークル活動」など人の集まる活動をどんどんと受け入れて、老若男女みんなのリビングをここに作っていこうと思っています。 ⁡ 「人と人との関わりが増えれば 日々の日常はきっと面白くなっていく。 日常が面白くなれば、地域はきっと盛り上がっていく。 ここで、食事は誰にとっても日常である。 食卓囲んでわいわい語れば、 どんな人でも仲良くなって、 面白いことがドンドン生まれていくはず。 日常と交流の2つの側面を持つ 食卓という環境に注目して私たちは 「牛深じもと食堂」を作ります。」 ⁡ 基本は牛深じもと食堂の運営ですが、BASEキッチンはシェアキッチンとしても稼働をしていきます。 ⁡ 例えば休日スパイスカレー屋さんだったり土日のコーヒー屋さんのカフェ営業だったり、地元の料理好きのおばちゃんたちが集まっておばちゃん食堂などしても面白いかもしれません。 ⁡ 他にも夜間のバー営業や郷土料理を子供に伝える料理教室など、可能性は無限です。 ⁡ 飲食店をやってみたい人たちに低コストで月一回でも週一回でもそれぞれの人のやりたい気持ちに寄り添って色々な人たちが食事を通じて楽しめる施設にしていきます。 . #牛深 #天草 #長島町 #熊本グルメ #じもと食堂 #牛深base #case天草 #牛深じもと食堂 #空き家活用 #古民家リノベーション #地域おこし #地域活性化 #地域コミュニティ #港町 #シェアキッチン #みんなのリビングダイニング #地域100LDK #食卓の魔法" 39 Likes, 0 Comments - CASE天草 牛深BASE (@ushibuka_base) on Inst instagram.com


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