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《天草&五島》バスとバイクの島旅

自己紹介:熊本県天草(あまくさ)出身、東京在住の赤木 京子です。私は天草高校を卒業した後、英語の夜間の専門学校へ行くために上京しました。(母子家庭で貧乏だった私は、自分で学費を払う為に夜間の学校を選びました)

専門学校を卒業してからは、東京で貿易事務、外資系企業で海外から来られた方のアテンド業務などを経て、現在は、介護福祉士として訪問介護の仕事をしています。

海外へはヨーロッパを中心に13ヵ国、2年半ほどひとりで旅した経験があります。独学ですが、日常英語を話します。
こんな人生を送ってきた私は、下の写真の通り「天真爛漫」な性格かも知れません(笑)

天草で子供のようにはしゃぐ私です

現在は、仕事の傍ら愛する天草を応援する為に、天草市がつくった「天草市ふるさと住民」の広報部の一員としてPRのお手伝いをさせていただいています。
天草市ふるさと住民についてはこちらです↓
※登録は天草市以外に住民票のある方が対象です。

今回は「熊本県天草市の路線バスの旅」と「長崎県五島市の原付バイクの旅」をご紹介いたします。
ぜひ、旅のご参考にしていただけたらと思います。
(トップの写真は五島市の大瀬崎灯台からの眺めです)
長文になりますが、どうぞ宜しくお願いいたします。


父と天草下田温泉へ

福岡空港から天草エアラインの「みぞか号」に乗って天草へ向かいました
「みぞか」とは天草弁で「かわいい」という意味です

今回は、ふるさとの天草を「路線バス&徒歩」で周遊しました。その理由は、私は18歳で天草を離れて40歳を過ぎた今まで、殆ど天草の少子高齢化の現状などを知りませんでした。この為「天草の状況を自分の足で知りに行くべきだ!」と思い立ち、路線バス&徒歩で旅することを決めました。

なんと!懐かしいハローページ
下にあるのは本渡(ほんど)バスセンターでいただいたバスの時刻表です

私は、東京の自宅から羽田空港→福岡空港を経由して天草空港に到着しました。空港では父が車で迎えに来てくれました。

当時、スマホを持たないガラホの私は父に「ホテルアレグリアガーデンズ天草に予約日の変更をお願いしたかばってん、電話番号のわからん」と話しました。父はすぐに車内にあった「ハローページ」を渡して「はい」の一言でした。えーーー今どきハローページなの???と私は驚きましたが、懐かしさが込み上げました。

そして「今の天草はまだハローページ(紙媒体)の時代なんだ」と思いました。(注:スマホを持っている父だけかも知れません)

バスの時刻表を確認している人物は、天草で会社を経営する尊敬している父です

父は、天草の土地勘を忘れた私の為に道案内をしながら、下田温泉までドライブしてくれました。
下田温泉でバスの時刻表を見ると、本渡バスセンターと下田温泉を繋ぐバスは1時間に1本でした。「天草の少子化、高齢化、人口減少の影響だろうか・・・これが現状なんだ」と思いました。

私は9歳の頃に両親が離婚して数十年間は父と会えませんでした
でも、今は父と会えることを下田温泉街を歩きながら嬉しく思いました

天草下田温泉は熊本県で3か所しかない【国民保養温泉地】に指定されています。そして「美肌の湯」と言われるほど、お肌がすべすべになるような泉質で、個人的には疲労回復にも凄くいい温泉と思います。

下田温泉の文字の横に鳥のモニュメントが見えますか?
昔、白鷺が下田温泉で傷を癒していたという言い伝えがあります
鳥さんも泉質の良さを分かっていたのでしょうか

下田温泉街を歩いていると、昔は沢山の人で賑わっていた頃を思い出しました。今では人通りも少なく、寂しく思いましたが「これが現実なんだ」と受け止めました。

いずれにせよ、泉質は素晴らしい「下田温泉」ーー活気を取り戻して欲しいと願うばかりです。

※旅の情報ですが、下田温泉街には商店が2件あります。本渡市内まで行かないとスーパーやコンビニはないようです。

下田温泉の近くにある自然が作り出した奇岩
大自然のパワーを感じます

初日はホテルでの~んびり

ホテルアレグリアガーデンズ天草
ロビーも広くて素敵なホテルです

ホテルの向かい側には天然温泉・露天風呂付の「ペルラの湯舟」があり、宿泊者以外の方も入館できます。特徴としては、「海の湯」と「山の湯」があり、奇数の日と偶数の日で男女の湯が入れ替わります。海の湯は有明海が目の前にド~ンと広がり開放感があります。山の湯は露天風呂で鳥のさえずりを聴きながら、森林浴が楽しめます。

開放感にあふれたホテルの敷地
天草の自然豊かな景色を見て「天草に帰ったんだ!」と改めて実感しました
スーパーで購入した天草の新鮮な海の幸
天草の魚は甘味、うま味があり、鮮度抜群のコリコロリした食感で最高に美味しいです!

天草市のスーパーは、サンリブTAIYOイオンなどの他に、JA直売天草「天草とれたて市場」があり、新鮮な魚、肉、野菜、お弁当が販売されています。(名称をクリックするとお店の情報にジャンプします)

この度宿泊した、ホテルアレグリアガーデンズ天草のページはこちらです↓
ぜひ、チェックしてみてください!

本渡(ほんど)中央銀天街へ

ホテルを出てから本渡海水浴場(通称:茂木根)を眺めながら歩いてバス停に向いました
真夏だった為、天草弁で「ぬっか~(暑い~)」と言いながら坂道を下りました(笑)
ちなみに私の天草弁は18歳の頃のままです

ホテルから下った所にあるバス停から本渡の中心地へ向かいました。
実際に路線バスに乗ってみると、バスの本数は減り、乗客が少ない事に気づきました。そして「少子高齢化が進み、人口が減っているんだろうな」「天草も車社会かな」「バスの運営は大丈夫だろうか」「これが現実なんだ」と感慨深いものがありました。

天草市本渡中央銀天街
昔と変わらない風景
静かな銀天街
天草弁で「懐かしか~」と言いながら歩きました
子供の頃によく訪れた「まるきん」

私が幼い頃の本渡中央銀天街は、本渡ハイヤ祭りや夜市で賑わっていました。しかしながら、私が高校生の頃(現在45歳)には徐々にシャッターを降ろして閉店するお店が増えていました。今では、数店舗しか営業しておらず「これも少子高齢化の影響だろうか。シャッター商店街になっている・・・」と現実を突きつけられた感覚で悲しくなりました。

そんな昔の天草のイメージしか持たない私に天草の方は「あなたは浦島太郎状態ですね」と仰り、本当にその通りだと思いました。

今回の銀天街巡りは懐かしさの一方で「自分は天草の為に何ができるのだろうか」と考るキッカケになりました。

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産へ

次は、世界文化遺産﨑津(さきつ)集落へ路線バスで向かいました。順路は、ホテル河丁→本渡バスセンター→下田温泉→﨑津教会入口です。片道約1時間半で辿り着きました。﨑津集落は「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」のひとつとして2018年7月に世界文化遺産へ登録されています。

下田温泉から﨑津教会入口へ行くバスには私ともう一人の乗客のみでした
「バスの運営は大丈夫かな?」「少しでも天草の路線バスにお金を落とそう」と思いました
﨑津資料館 みなと屋
潜伏キリシタン関連の様々な品が展示されています
﨑津教会
素敵な教会で「ここまで来てよかった!」と思いました

﨑津教会についてはこちらです↓

﨑津教会は、長崎の建築家・鉄川与助によって設計されたゴシック様式の教会で、現在の教会は、1934年(昭和9年)、フランス人宣教師ハルブ神父の時代に再建された。
教会は、尖塔の上に十字架を掲げた重厚なゴシック様式で、その堂内は国内でも数少ない畳敷きになっている。
建てられた土地は、ハルブ神父の強い希望で、弾圧の象徴である絵踏みが行われた吉田庄屋役宅跡が選ばれた。この禁教時代に厳しい絵踏みが行われた場所に、現在の祭壇が配置されたと言われている。

天草宝島観光協会のページより引用
崎津集落から少し歩くとマリア像がありました

「海上のマリア像」は、地元の漁師さんの航海の安全と豊漁を願って建てられたそうです。
陸上からは見る事ができないマリア様のお顔を見てみたくて、近くにいた漁師さんに船に乗せてもらえるか聞いてみましたが「今日はもう船は出ないよ」と片づけをされていました。残念でしたが、マリア様の後ろ姿だけでも見れて神聖な気持ちになり「本当に来てよかった~」と思いました。
そして崎津集落を満喫した後は、路線バスで本渡市内に戻りました。

幻想的な天草の夕焼け
何だか地球の凄さを感じます

今回、数日間お世話になったホテル河丁のページはこちらです↓
お食事処には海の見えるカウンターがあります。カウンター越しに女将さんと美味しい食事を楽しまれては如何でしょうか!

野生のイルカを見に行こう!

次は天草市五和町にあるイルカセンターへ向かいました。順路は、ホテル河丁→本渡バスセンター→イルカセンターです。ホテルから片道約50分で到着しました。

「イルカさんに会えるかな」とわくわくしました!
漁船に乗ってイルカさんに会いに行きます
イルカさんが見えますか?
観光客を喜ばせようとしているのか、漁船と共に泳いでくれました
そして、イルカさんは頭がいいんだな~と思いました

天草市五和町二江には、200頭以上のミナミハンドウイルカが生息しており、1年を通して約95%の確率で会えるそうです。

天草市イルカウォッチング総合案内所のページはこちらです↓
ぜひ、野生のイルカさんに会いに行かれてみては如何でしょうか。

五島列島を旅するキッカケ

次に五島列島・五島の旅をご紹介いたします。
旅のキッカケは、国土交通省/公益財団法人 日本離島センターが主催する、全国の島々の方が東京に集まる「アイランダー」というイベントへ行き、五島列島のブースを伺ったことから始まります。

五島列島の各島々のブースでは、島の方がとても明るく、親切に接してくださり「島の人」に魅かれて、五島列島を訪れてみたくなりました。
そしてイベントのあった約2ヶ月後の今年1月に五島列島へ辿り着きました。

ちなみに前回は、天草と五島列島の宇久島について書きました。
ぜひ、こちらもご覧いただけたらと思います↓

東京から五島へ

まず、私は羽田空港から長崎空港へ向かいました。
離島ではよくある話かも知れませんが、長崎空港から五島つばき空港へは、強風の為に飛行機が飛ぶか直前まで分かりませんでした。

後にご紹介するゲストハウスの瀬崎繫己オーナーより、飛行機が飛ばなかった場合に備えて、フェリーでの別ルートを教えていただきました。そして「18時頃に五島の福江港に着いたら迎えに行く」とメールをくださいました。
瀬崎オーナーは、お会いした事もないのに色々と考えてくださり「本当に優しくて親切な方なんだ」と思いました。

ハラハラ・ドキドキする中、条件付き(機長の判断で飛行継続が困難だったら長崎空港に戻るとの事)で飛行機は飛び、無事に五島つばき空港に到着しました!

ちなみに翌日、翌々日は雨、雪、時化(しけ)でした。もしかすると、後の2日間は飛行機、フェリーは出航していなかったかも知れません。

鬼岳
でっかい鬼岳を見て、五島に着いたと実感しました!

五島つばき空港に到着してからは、入江レンタカーの方が迎えに来てくださり、原付バイクをレンタルしました。
(ちなみに、私は車の免許は持っていますが、車の運転が怖くてできません)

そして、宿泊先の五島ゲストハウス サキヤマ・ヒルズへ行き、瀬崎繁己オーナーに初めてお会いすることが出来ました。
やはり、親切で優しい方でした!

五島ゲストハウス サキヤマ・ヒルズ(2号館)
1棟貸しでキッチンや洗濯機もあります
素敵なインテリアで快適でした!
香珠子ビーチ
旅の1日目は、エメラルドグリーンの美しい海に癒されました~

雪降る島旅

次の日は、雨や雪が降っていましたが、カッパを着てゲストハウスを出発しました。

昨日も行った「香珠子ビーチ」
砂浜に雪が積もる景色は初めて見ました!
水ノ浦教会
木造教会堂としては最大規模だそうです
高台にあり、存在感がありました!
空海記念碑「辞本涯」
ここは、遣唐使の空海が渡唐する際に日本の最後を見納めにした所と言われています
雪は降るし、波風が強くて怖かった~
でも空海の記念碑を見れたから「来てよかった!」と思いました
なんと!ニワトリさんが道路を歩いていました
ほっこり、癒されました~
三井楽教会
コンクリート造りのモダンな聖堂
残念ながら、殆どの教会はコロナの影響で中に入れませんでした
高浜ビーチ(左)頓泊ビーチ(右)
雪景色のビーチも素敵でした!
真ん中下辺りに湯呑が添えられている石が見えますか?
最後に停泊した遣唐使船を繋いだと言われる「ともづな石」です
私はヒヤッとするような精霊を感じて、遣唐使のご活躍に感謝の意を込めてお祈りしました

雪が積もったけど、原付バイクで出発

朝、ゲストハウスから外を見ると雪が積もっていました。
昨日も吹雪いていたから、積もるかも知れないと思っていましたが、その通りになりました・・・地元の方は「五島では雪が積もることは稀にある」と仰っていたので「じゃあ、めずらしい雪景色を楽しもう!」と思い立ち、1日が始まりました。

畑の雪景色も素敵でした
鬼岳からの眺め
鬼岳は本当に大きくて、迫力がありました!
雪が積っても旅する貧乏性の私です
もちろん本当に危なかったら原付バイクで移動していませんでした

次は(一社)五島市観光協会へ向かいました。観光協会の木下雄生さんに観光名所を伺うと、親切かつ丁寧に教えて下さいました。
そして、職員さんが木下さんに「時間大丈夫?」と声掛けされ、恐らく、次の業務の時間が迫っていたにも関わらず、ご対応くださったのだと思います。本当に五島の方は優しいです!

堂崎教会
五島最古の洋風建築物です
聖ヨハネ五島
何とも言えない悲しい気持ちになりました

聖ヨハネ五島は、日本26聖人のひとりです。長崎と天草のセミナリオで学び、伝道師を志している中に豊臣秀吉の命令によって1597年2月5日(19歳)長崎にて殉教(自らの信仰のために命を失ったとみなされる死)したと言われています。
私は涙しながらご冥福をお祈りました。

堂崎教会の前は綺麗な海が広がっています
何だか守護天使に導かれて、ここまで来た気がしました

次に、五島市観光協会の木下さんにお勧めいただいた、アコウの巨木を見に行きました。

樫ノ浦のアコウ巨木
当然だけれど「私も生きてるんだ!」とパワーを貰いました

アコウの巨木に行く途中では、海岸沿いを通っていると海からの強風で原付バイクごと吹き飛ばされそうになりました。ホント、怖かったですが巨木からエネルギーを貰えたので「行って良かった!」と思いました。

その後は無事に街の中心地に戻り、山本二三(やまもとにぞう)美術館へ行きました。

山本二三美術館
石垣と屋根瓦に日本の風情を感じます

山本二三氏は五島市出身でアニメーションの美術監督として、高畑勲氏や宮崎駿氏の名作に携わったそうです。館内には「天空の城ラピュタ」「火垂の墓」「もののけ姫」「時をかける少女」など沢山の作品が展示されていました。山本氏の美術品を目にして、勝手ながら感性が磨かれた気分になりました。

雪と時化で五島の旅が1日増えた!

五島に3泊した後は、新上五島へ北上する予定でしたが、雪と時化(しけ)の影響で船が全便欠航して移動ができなくなりました。
「これも、島旅ではよくある事なんだろうなぁ・・・」と少しがっかりしましたが、一番行きたかった大瀬埼灯台へ行くことができました!

井持浦教会ルルド
南フランスのルルドの町の洞穴を模して作られたもので、日本最初の霊泉地だそうです
ここでも何となく、守護霊に導かれている感じがしました

井持浦教会ルルドから原付バイクでくねくねした坂道を登ると「大瀬埼灯台」が見えてきました!

断崖絶壁の先に白い建物が見えますか?
「大瀬埼灯台」です

大瀬埼灯台へ行くには、駐車場から徒歩(約30分)になります。
椿の花園をくぐり、わくわくしながら誰もいない山道を歩きました。

「五島といえば椿!」ですが、天草も「椿まつり」があるほど有名です
日本の夕陽100選に選ばれている「大瀬埼灯台」
天草の西海岸も日本の夕陽100選に選出されています
五島と天草は潜伏キリシタン関連、椿、夕陽で共通するものがあるんだなと思いました
大瀬埼灯台からの眺め
ダイナミックな自然に感動して「ここまで来てよかった!」と泣きそうになりました

大瀬崎灯台からの雄大な景色を見ると「地球の凄さ」を感じました。そして、いつまでも美しい日本、世界、地球であって欲しいと思いました。

続いて、日本遺産の「大宝寺」へ向かいました。
あまり地図が読めない(見ない?)私は、タクシーの運転手さん方々に道を尋ねましたが、皆様とても親切にご対応くださいました!

西の高野山「大宝寺」
沢山の神様がいらっしゃり、精霊を感じるパワースポットでした!
エメラルドグリーンの美しい海
五島の自然の美しさに魅了されました!

優しい島の人との出会い

今回、4泊お世話になった瀬崎繁己オーナーの「ゲストハウス」と「手作りほったてバー」をご紹介いたします。

まず、瀬崎オーナーとの出会いは、予約の電話から始まります。
なんと!約50分も色々とお話してくださり、笑いっぱなしの楽しい時間でした。そして「瀬崎オーナーに直接会ってみたい!」と思い、実際にお会いすることが出来ました。

五島ゲストハウス サキヤマ・ヒルズの瀬崎繁己オーナー
とっても優しくて、何事にも一生懸命な方です

ーー瀬崎オーナーがゲストハウスを始めたキッカケーー

21歳の時、NHKで20代位の女性の方が15人ほど泊まれる宿を1人で切り盛りしている姿を見ました。食事や掃除、布団の準備など何から何まで1人でされていました。そこは、北海道の江差という所でライダーハウスのような宿でした。

NHKの方が「大変じゃないですか?」と尋ねると「いや、これが私の夢だったんです」とその方は生き生きと話されました。それに感動して「いいな、こんな人生は。よし、俺もいつの日か60過ぎた位からゲストハウスをやってやろう」とずーっと約40年間思っていました。
そして、2022年に1棟、2023年に2棟目のゲストハウスをオープンしました。

オーナーこだわりのゲストハウス

宿泊させていただいたサキヤマ・ヒルズ2号館
天井は高くロフトもあります
瀬崎オーナーこだわりの天井とファン
木のぬくもりを感じました
キッチンやお風呂、洗面台も綺麗でアメニティもそろっています

続いてお隣のサキヤマ・ヒルズ1号館を内観させていただきました!

ファミリーに人気のサキヤマ・ヒルズ1号館
子供たちは2段ベットに喜ぶそうです
こちらも瀬崎オーナーのこだわりのファン
1号棟にもロフトがあり、大人数で宿泊できるようです

全て廃材で出来た「手作りほったてバー」

ーー瀬崎オーナーよりーー
お客様にただ泊まってお金をいただくのではなくて、お客様と色んな話しをしています。そして、ほったてバーで食事をすることがあります。
ほったてバー(オーナーの秘密基地)は、全て大工さんから頂いた廃材で作りました。

赤木(私):「どうして全部廃材で作られたのですか?」
瀬崎オーナー:「お金さえ掛ければ、何でもできるけれども、自分の趣味の世界でお金を掛けずに何かできないかな、と思って作ったのが完全手作りのほったてバーなんです。」

「手作りほったてバー」には瀬崎オーナーこだわりの品々がいっぱいです
とてもわくわくする空間でした!

看板の「MAK(C)ARONIBAR」は、原作者が五島出身のアニメ「ばらかもん」のファンの方がくださったそうです。
瀬崎オーナーはばらかもんに関するラジオに「マカロニ(MACARONI)」として1年間出演されました。その後、東京で行われた「ばらかもん」のイベントでギター片手にご自身の歌を披露されました。
それから全国にマカロニさんのファンができて、今でも関わりがあるそうです。「瀬崎オーナーは人を惹きつける凄い方だな」と思いました!

格闘技が好きで色んな技に挑戦されたそうです
好きな事をするっていいですね
イカ刺し、五島美豚のしゃぶしゃぶ、瀬崎オーナー手作りの「はこふぐ」をいただき、めっちゃ美味しかったです!
そして、お酒を飲みながら色んなお話しをして下さり、人生の勉強になりました!
全て廃材で作った瀬崎オーナーの自慢のバイク
バイクのシートはご自身が履いていた革靴を使用されています
細かい所まで丁寧に作られていて、凄すぎました!

初めてお会いするにも関わらず、瀬崎オーナーは大変親切にしてくださり、心より感謝しています。
また、会いに行きたいと思います。

今回お世話になったゲストハウスのページはこちらです↓
なんと!バーベキュー会場が2カ所もあります。
ぜひ、瀬崎オーナーに会いに行かれてみては如何でしょうか。

明るい島の人との出会い

原付バイクで大瀬崎灯台へ向かっている途中に、小学校の前に看板が出ているお店?を見つけました。そこは、廃校になった小学校でリユースショップとジビエ料理などを提供される「夢の駅」でした。学校の中に入ると、とっても明るい福島まゆみさんが約50分も五島の魅力を教えてくださいました。そして、岡根香さんはめっちゃ美味しいジビエバーガーを作ってくださいました!

「夢の駅」の福島まゆみさん(右)岡根香さん(左)
お二人とも笑顔が素敵でした!

五島市玉之浦にある「夢の駅」は、2022年にオープンしたそうです。
福島さんは「まだまだこれからです!」と意気込みを語ってくださいました。
そして「南美圭社長と3人で運営しており、社長不在の際は、2人で家具を運んだり力仕事をしています。是非、男性のスタッフを募集しています!」と明るく笑顔で話されました。(2024年1月末時点)

夢の駅の店内
洋服は地域の方がお持ちくださり 着物や反物からリメイクした商品も扱ってます
黒板も上手に使われており、廊下にも色々な品がありました!
まじでジビエバーガーは旨すぎました!
しかも400円!(2024年1月末時点)
手作り感満載の看板
本当に素敵なお店で明るい島の人たちでした!

「夢の駅」の情報
住所:五島市玉之浦町中須676 旧平成小学校
水曜日定休日 営業時間10時~
TEL:090-9833-8076

夢の駅は「夢株式会社」さんが運営されています↓
リユースショップの他に、ジビエ加工や販売、遊漁船、民泊釣宿廻遊丸、農業体験・収穫体験、解体リフォーム・空き家片付け、ボランティア、IUターン相談もされているそうです!

天草&五島を旅してみませんか!

ーー旅のまとめーー
天草の路線バスの旅では、懐かしい天草の風景を楽しみつつ、イルカさんに癒されて、とても良い経験ができました。

そして、天草の少子高齢化の現状を知った傍ら、自分は天草の為に何が出来るのか・・・と考えました。
今回の旅がキッカケでこの記事の土台である「天草ふるさと住民note」を綴る事になり《人生門出の旅》となりました。

五島の原付バイクの旅では、雨や雪が降って体力的に大変でしたが、大自然の恵みを感じたり、優しい五島の方々に出会えたりと、かけがえのない思い出ができました。(4日間で約380キロ走りました!)

ぜひ、素敵な旅の思い出作りに、天草&五島へ足を運んでみてはいかがでしょうか。


ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
天草ふるさと住民No.490赤木京子がお伝えしました。

天草の倉岳からパラグライダーでジャンプした時の景色
いつまでも美しい島でありますように

天草宝島観光協会のページはこちらです↓
ぜひ、情報をゲットして天草に来てください!

五島市観光協会のページはこちらです↓
ぜひ、人と自然とふれあいに五島へ足を運んでみては如何でしょうか!

天草市と五島市は「島の宝観光連盟」に参加されており、上天草市、佐渡島、隠岐諸島、壱岐島も加盟されています。
各島々の情報が掲載されている「島の宝観光連盟」のページはこちらです↓

天草ふるさと住民noteのメンバーが素敵な記事を掲載しています。
どうぞ、ご覧いただけたらと思います↓

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