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空き家活用の進め方!CASE天草プロジェクト2

牛深からこんにちは。CASE天草プロジェクトメンバーの可知です。

滋賀拠点のメンバーが描いてくれました

前回のnote.7ではCASE天草プロジェクトのこと、そのメイン拠点の牛深BASEを中心にした紹介をしましたが、今回は私たちが現在お借りしている、またお引き受けした他の空き家の活用方法について紹介していきます!


とにかく空き家を掘り起こす

まず初めに、CASEでは代表の近藤さんの方針として、とにかく空き家・空き店舗を引き受ける方針で牛深地区を中心に2022年7月現在10件程(これからも増)の空き家空き店舗をお借りしたり、お引き受けしています。

よく「そんなに借りてどうするんですか?」という質問をいただくのですが、私たちは少し黙ったあと、往々にしてこう答えます。

「どうしましょうかね?(笑)」と、、、

なんだそれ!?と感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、これが代表の考えるユニークな空き家空き店舗再生のやり方なのです。

空き家1「加世浦・ムサシハウス」

想像以上を引き起こす

普通なら物件の使い道を決めずに借りるなんてあり得ないことですが、
あえて使い方を明確に決めず、その中で地域の人と関わって、よその人を巻き込んで活動していったら色んな話が巻き起こります。

「これやったら面白そう」とか「こういうこともできないかな?」というように突然想像を遥かに超えた発想が生まれるかもしれない。

その場その場の発想で新しい機能がその家に追加されていくかもしれない…
関われば関わるほど新しい発想や想いが生まれてきます。

なので、あえて決め切らないということを実践しています。

空き家2「真浦・名称未設定」

地域全体を100LDKのように見立てて暮らす

空き家をいくつも借りることには機能を分散させるという効果があります。

例えばこの家は広いリビングがあるから10人以上の人が集まる時は宴会場のようになったり、例えばこの家は庭が広くて周りの民家とも距離があるからBBQや花火などの野外アクティビティをワイワイできる場所になったり、例えばこの家は2階から海が見える良い場所にあるからここは気持ちよく仕事ができるワーケーション場や、海を見ながらゆったりできる街中図書館として活用したり、、、

一つの家だけでは対応しきれないことも、空き家に「住む以外の価値」を見出すことも、色々含めてマルチな活用をすることで、地元の人や地域で暮らしてみたい人たちに対して自由度の高い活用方法を提案し、新たな価値を生んでいくことができます。

空き家3「岡一・キュート」

CASE=器・事例

特に私たちの空き家事業に関しては、社名のCASEについての解説がわかりやすいと思います。

人それぞれやりたいことがあっても、できない理由があったり、結果的にやらないことを選択している毎日の中でCASEという器にその想いを放り込む。

できないことの障害をCASEの組織がもつスキル、知見、ノウハウなどの武器を使って取り除いていって、ありとあらゆることを仲間と共に実現していく。

それが一つの事例になって、もっとたくさんのやりたいことを実現させていく。
(可知個人の解釈含む)

常に人の想いに寄り添って、やりたいことは全てやって、それを継続的な活動にするために事業にしていく。その手段として、空き家という武器を使って人の営みを作っていく。そんな理念に基づいて活動しています。

空き家4「岡東・名称未設定」

空き家を開く、地域とよそとを繋ぐ

空き家ですのでもちろん「住む・滞在する」という機能もどんどん活用していきます。私たちはその中で、地域と外とを繋ぐという行為もしていきます。

空き家を多世代・多文化型のシェアハウスとして10代から30代40代50代更にその先まで色んな世代の、色々な文化のバックグラウンドを持った人たちを呼び込んで、一泊から一週間、一ヶ月、一年と期間を問わず滞在・宿泊できる施設として活用をしていきます。

初めて会った人とそのまま共同生活をして、人と人とが交流する。
更に、複数ある空き家の機能を分散させて地域全体で暮らすことで、地域とよそとが繋がって活気あるまちになっていく。

そんな仕掛け作りを行い、地域に多世代・多文化型の共生コミュニティを創造していくことに挑戦しています。

お読みいただいてる皆様もぜひ牛深にきて私たちのシェアハウスに滞在してみてはいかがでしょうか?

空き家5「早浦・名称未設定」

アートで街中を華やかに

CASE本社のHATCHビルは、浅草の小さな古いビル一棟をギャラリー付きのシェアアトリエに改装したものです。
若いアーティストの支援の場として活用をしています。

牛深でもBASEのシャッターに絵を描いたり、街中に借りた物件にウォールアートを描いたりしています。

そうしていたら今度は、地元の人にうちの壁にも、うちのシャッターにも描いてくれとお話をいただくことになりました。
以前うちの物件を手がけてくれた人にその報告をするとすぐにまた遊びに来るといい、次の作品を作成しに来てくれます。

このように、交流人口を増やしていきながら地域の空き家空き店舗の壁やシャッターに絵を描くことで街中を彩りあふれる街にしていくことも行っています。

もし、牛深でウォールアート、シャッターアートを描いてほしい方がいればいつでもご連絡ください。

「私が描きました」「また描きに来ます」

以上がざっくりとした私たちCASEの空き家活用の進め方です。
少しでもこのカオスなCASE天草プロジェクトのことが伝われば幸いです。

ぜひ実際に遊びにきて空き家に泊まって、地域と交流して、自分の第二第三のふるさとを作ってもらえればと思います。牛深で待ってます!


現在、9月末まで短期のリノベプロジェクトメンバーを募集しています。
私たちと一緒にDIY、地域の場づくり、夏の思い出づくりなどを行いましょう!
熱意ある方であれば誰でも大募集です!ぜひお待ちしております!