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【体験&モニター募集も!】天草諸島の椿の森に、今年もみのりの季節がやってきた!

こんにちは。ふるさと住民No.146の木下です。

月に15〜20日ほど熊本と天草を往来していると、空も海も少しずつ秋色に近づいているのを感じます。広葉樹の森に目をやると、赤や黄色の葉っぱもちらほらと。

早朝のドライブは、空と海をひとりじめしているみたいで贅沢な気持ちになります
赤やオレンジ、黄色に色づく広葉樹の森

実りの秋、到来。

里山では早生みかんの収穫もはじまって、直売所にはちいさなみかんが並びはじめました。甘みと酸味のバランスが絶妙で、残暑のなかでもすっきりと喉を潤してくれるのが早生みかんの魅力。ポッケに入れて野山を散策するのにも、ドライブ中の喉を潤すのにもちょうどいいサイズなので、本当に重宝しています。

JAへの出荷は始まっていますが、ネットショップなどで買えるのはもう少し先かもしれません。「天草」「早生みかん」で検索してみてくださいね!

たわわな椿。今年は大豊作です!


天草のみのりの季節で忘れちゃいけないのが「椿」。天草諸島の下島西海岸にある西平集落では今年もヤブツバキがたわわに実り、重たそうに枝をしならせています。多くの椿がそうであるように、天草西平椿公園のヤブツバキも隔年結果(豊作と不作を繰り返すこと)で、今年は表年にあたるのでいつにも増して実りがいっぱい!赤く色づいた椿の実はまるで、魔法のリンゴみたいに愛らしいのです。

真っ赤に色づいた椿の実。緑のまま完熟していくものもあります

椿の実は西平集落の人々にとって、くらしの糧。毎年秋になると、家族総出で椿の実を収穫していたそうで、油にして食用として用いたり、ヘアケア&スキンケアなどにつかったりしてきたほか、大切な収入源でもありました。

集落のみんなで、収穫をわかちあう。

ところで、10ヘクタールもの急斜面に広がるヤブツバキの森。眼下に広がる東シナ海(天草灘)は、みんなの食卓を支える漁場でもあります。そのため、この森を守る「西平カメリアクラブ」の皆さんは、化学肥料や農薬・除草剤を使わない森づくりを貫きます。

除草剤を使わない、と口で言うのは簡単ですが、「公園」として開放されている森を人が歩けるように保つためには、ひたすら草刈りをしつづけるよりほかありません。

西平カメリアクラブの会長 白迫さん(右)と、白岩さん。日々の草刈りで清々しい森が保たれています。本当に感謝でいっぱいです!



特にこの夏は暑さがはげしく、人の体力と草の成長スピードとのせめぎあいだったよう。それでも、どうにか今年も草の繁茂のピークを過ぎ、無事に収穫期を迎えることができました。

「収穫は集落のみんなで」というのが、この地域のモットー。今年は9月11日から収穫がはじまりました。摘み取りや干す作業、皮むき、種の天日干しなどの工程を日によって割り振りながら、スケジュールを組んで取り組んでいるそうです。

細い竹の先にフック状の金具をつけた特製のひっかけ棒

枝についている椿の実を、ひとつひとつ手で摘んだりゆすって落としたり、特製のヒミツ道具(?)で手首のスナップをきかせたりして摘み取るのはなかなかの重労働。私もここ数年前、お手伝いに入らせていただいているのですが、採る効率はまだまだ先輩たちの足元にも及びません。

持ち手のところから先端までは2メートル以上もあるので、コントロールがなかなか難しいのです

3〜4メートルにも伸びた梢の先の実を採るために、60代・70代の方々もひょいひょいっと木に登っていくので「負けていられない!」と何度も挑戦するのですが、幼い頃から登り続けているみなさんに到底、敵うはずもなく・・・(苦笑)。悔しいけれど、安全第一で、できるときにできることをやらせていただいています。

木の上にいる姿はまるで少年。幼い頃からの鍛錬の賜物というべきか?

ワーケーションや収穫体験も


木に負担をかけないよう、そして椿油の原材料をしっかりと確保するために、できるだけすべての実を摘み取っておきたい今年。大豊作と高齢化による担い手不足という反比例した要素が組み合わさった年でもあるため、ワーケーションや農業ボランティアなどの試みも始めることにしました。



今後の収穫予定日
◉9月19日  ←終了しました
◉9月20日  ←終了しました
◉9月25日
◉9月26日


※上記日程に農業ボランティアをご希望の方は、
2日前までに以下のフォームからお申し込みください。
お申込み後、レジャー保険等のご案内を申し上げます。


ワーケーションにもおすすめ。10月4〜6日は体験会も


熊本県のワーケーション事業とのコラボで、椿収穫やワークスポットの無料利用などもできる「くまもとワーケーション体験会」の募集も始まっているので、ご興味のある方は覗いてみてくださいね。



森と海のめぐみにふれる、シマノタネのリトリート

椿油の生搾りと、3種のブレンド精油からお好みの香り選べる「リトリートオイルづくり体験」

そのほか、「シマノタネ」としては、森と海の恵みにふれる体験コンテンツも造成中です。森の散策やリトリートオイルのクラフト体験、ご当地スイーツとご当地茶のティータイム、天草ガストロノミー的ランチタイムなども企画しています。前後の旅のコンシェルジュサービスなども可能ですので、ご興味のある方はぜひ、お問い合わせください。

各種体験に関するお申し込み・お問い合わせはこちら 

10月11日〜17日は博多へ、天草の癒しをお届け!

ちなみに、10月11日〜17日にかけては、福岡県の「博多大丸」で、椿油を使った石けんや椿油、そのほか天草や県内のセレクト品の販売と合わせ、椿の搾油やリトリートオイルづくりの体験なども提供させていただく予定です。西平椿公園の癒しの風が少しでも届くよう準備を進めます。お近くの方は、お楽しみに!!!

この秋は、椿の森を海から眺めるクルージング企画も!

こちらのnoteでは椿の森だけでなく、天草西海岸のイベント情報なども発信中です。椿の森を海から眺めるクルージング企画なども実施予定。ぜひ、お泊まりで秋の天草をご満喫いただけるとうれしいです。
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