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私的熊本・天草のいいところ

東京在住、二児の母、ふるさと住民の山城優子です。
天草にいる母と毎日電話で他愛もない話をすることがルーティンで
元気の源。
人と話すことで得られるものは多く、コミュニケーションの重要性を
日々感じています。
今回は私が思う「天草のいいところ」についてです。

「天草のいいところは?」と聞かれると、私はまず「人のあたたかさ」
答えます。
美しい自然やおいしい食べ物はネットで検索すると見ることができますが、
地域性や人柄は実際に行ってみたり、住んでみたりしないとなかなか分からないですよね。
だからこそ私はいつも“天草の人のあたたかさ”を伝えています。

天草は父のふるさと。我が家は転勤族で、私が天草に住み始めたのは小学校4年生の時です。すでに二度転校を味わっていましたが、初めての土地での自己紹介は何度やっても緊張します。友達がすぐにできるかどうかも不安。でも、そんな不安は一瞬で吹き飛んでしまうくらいクラスの皆は笑顔で
あたたかく迎え入れてくれました。人懐っこい子が多くて、休み時間も
皆の方から話しかけてくれたり校庭で遊ぼうと誘ってくれたり、すぐに打ち解けることができました。
「一人はみんなのために、みんなは一人のために」
というクラス目標のもと、担任の先生は常日頃から仲間の大切さについて
教えてくださいました。40人ほどの1クラスでしたが、アットホームで
家族のような感覚でした。
困っている人がいたら放っておけない、皆で協力し助け合いながら何かを
成し遂げることが当たり前のような環境で育ちました。
思いやりあふれる仲間に囲まれながら青春時代を過ごしたことは幸せです。

高校卒業後は天草を離れましたが、やはり恋しくなる。帰りたくなる瞬間は何度もありました。ゴールデンウイーク、お盆、年末年始、年に3回は
帰省しエネルギーチャージ。
里帰り出産で8か月ほど実家で過ごした時期がありました。
生まれ育った愛着ある家での久しぶりの生活は懐かしくて、楽しい。
母のおいしい手料理が食べられる、父に保育園の送り迎えをお願いできる、祖父母は一緒に遊んでくれる、感謝しかありませんでした。
地元の保育園にも数か月間お世話になりました。
東京では子どもの預け先がなかなか見つからないのですが、
天草だと受け入れてくれるところが多いのがありがたいです。
保育園へ歩いて通っているとすれ違う方々が必ず話しかけてくれます。
第一声は「あら、みぞか」。(「みぞか」は天草の方言で「かわいい」
という意味)
子どもを連れていると、皆顔を覗き込んできて笑顔で話しかけてくれます。
そこから話が始まり、20分、30分会話をすることはざら。
天草の方々は話好きで会話上手な方が多いように思います。
帰り道いつも決まった時間に会うご婦人からは
「あなた(子ども)に会いたくてこの時間に外で掃き掃除しているのよ。
元気が出るから。」という嬉しいお言葉をいただきました。
子どももそこで保育園での出来事を話すことが日課になりました。子どもがおしゃべり上手になったのは天草長期滞在のおかげかもしれません。

天草の町では「誰々の孫です」「誰々の子どもです」と祖父母や両親の
名前を出すとだいたいの方が分かってくれます。他人の子も我が子のようにかわいがり、地域全体で育てているところも天草の魅力の一つです。

写真のくまモンのブイは私の遠い親戚が作っているものです。
口コミで広がり地元では大ブーム。玄関先に飾ってあるのをよく見かけ
ます。一つ一つ手作りなので表情が違い、見かけるとほっこりします。
いつも母と電話をしていて思いますが、地元の方々の情報収集・伝達力、
SNSに負けない対面コミュニケーション力、信頼性の高さも天草のアピールポイントです。

最近は映画「のさりの島」で注目を集めている天草。
「のさり」とは天草の方言で、「いいこともそうでないことも全て天からの授かりものとして受け入れる」という意味。
その「のさりの精神」を天草の人たちは持っていて、他所から来た人も
快く受け入れるところが私は大好きです。
まだ天草に訪れたことがない方はぜひ遊びに来てください!
移住も大歓迎です!


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